FRENCH T


Taal
Mister Green 2000 フルート、ホーン、女性コーラスなどを導入したチェンバー風展開の音楽(シンフォニックな厚みもあり、チェンバーというわけでもない。)をメタル風ギターのが牽引するようなアルバム。
Skymind 2002 歌詞は英語だが、何気にフランスのチェンバー系らしさも出てくる2作目。なかなか好い。


Tai Phong
Tai Phong 1975 Khanh (vo, g), Tai (b), J.J.Goldman (vo.g), Jean-Alain Gardet (key), Stephan Caussarieu (dr)の5人による衝撃のデビューアルバム。荒削りだが、コーラスが美しく傑作。旧B面の2曲の大作などでは、ピンク・フロイドの影響なども感じられる。Sister Jane入り。涙無くしては聴けない
Windows 1976 2nd。前作の延長上にあるものだが、音が立体的になってきたフレンチ・シンフォの傑作アルバム。
Last Flight 1979 J.J.Goldman (vo,g), Stephan Caussarieu (dr), Michael Jones (vo.b), Pascal Wuthrich (key), Khanh (g,vo)による3枚目。曲によってポップなモノと、プログレ風の変化がある曲とが入り交じっている。
Rise Above The Wind 1979 Single。A面は音響チェック用の信号が録音。B面は、Tai Phongのシングル曲のメイキングと、最後のパートが作り上げられた楽曲という、企画もの。
I'm Your Son 1986 Single。時代を反映したTai Phongサウンド。
Sun 2000 Khanh, Stephan Caussarieu(dr), Angelo Zurzolo (key), Herve Acosta (vo)によって突然復活。胡弓なども導入されていて、琴線に触れる音楽。Sister Janeの焼き直しも入っていて、ぐっと大人なサウンドになっている。
Return Of The Samurai 2014 2014年のクラブチッタでのかつての曲と本作からを演奏していた。CD-R盤。
Return Of The Samurai 2014 来日記念盤としてSHM-CDで発売されているものだが、CD-R盤に収録されていてこちらに入っていないもの、一方、こちらにボーナストラックとして入っているものなど収録曲が異なる。


Tangerine
De l'autre cote de la foret. 1975 cf -> Arcane
Memoire 1976 cf - > Crypto


Mama bea Tekielski
La Folle 1977 2nd.シャンソンをやっていたTekielskiがいきなりエレキギターを弾きつつしゃがれ声で大爆発の2枚組
Pour Un Bebe-Robot... 1978 タイトル曲は変化に富んだドラマティックなプログレの大傑作曲。


Terpandre
Terpandre 1980 70年代中頃から活動していたテルパンドルの唯一のアルバム。78年録音。全体的にピアノとメロトロンが押さえとして要になりつつも、メロディアスなシンセやギターがしなやかに鳴り響くシンフォ系。ジャンリュック・ポンティのエニグマティック・オーシャンやトランジット・エクスプレスの様な感じのジャズ風の部分も時々現れる。


Laurent Thibault
Mais On Ne Peut Pas Rever Tout Le Temps 1978 cf -> Ballon Noir


Tiemko
Espace Fini 1988 デビュー作だが、不安定な不協和音とメロディがテクニカルかつスムーズに展開されるというTiemko節はすでに出来上がっている。インスト。
Ocean 1990 ジェントル・ジャイアント系のテクニカルな演奏を展開するティアンコの傑作2枚目。このアルバムは、メロがフランス的でシンフォニックな面もある。
Parade 1991 相変わらずテクニカルで、分厚い、奇妙な音階の音楽を展開する3枚目。なかなかの力作。
Clone 1995 ボーカルナンバー入り。相変わらずのオリジナリティ。


Total Issue
Total Issue 1971 フォークぽい曲もあるが、基本はブリティッシュ的サイケなジャズロック。時折登場するリリカルなフルートなども素敵で、また、フランス語ボーカルもあり、そうすると、そこはかとなく柔らかな魅力に溢れる。


T.Phan
Last Warrior 2009 Tai PhongのドラマーStephan Caussarieu (ds,vo,key,g)のプロジェクト。Veronique Marino (b-vo)、Pierre Fayolle (b)、Pierre Catala (g)
Soon 2016 ソロプロジェクト第二弾。Tai Phongというよりは、同じフランスのDrumerがリーダーのMagmaなどの影響を感じられる。ただし、迫りくるといった感じではなく、スムーズで聴きやすい音楽だが。Pierre Fayolle (b)、Serge Gaussarieu (g)、Sarah Raman (vln)、Yves Duboin (sax)、Samir Hachemi (trumpet)


Transit Express
Priglacit 1975 詩人で歌手のイブ・シモンのバックバンドとして結成。本作はバンドとしてのデビュー作。1,2分程度の小曲で構成しているが、とてもテクニカル、かつ、ほぼ連続して進行しているので、小粒感はなく、むしろ、エネルギッシュ。なかなかよい。D.Bouvier (ds), Jean-Claude Guselli (b), Christian Leroux (g), Serge Perathoner (key)
Opus Progressif 1976 2nd。基本的に前作と同じメンバーで本作を演じているが、タイトル曲でD.Roseがゲスト参加。タイトル曲は10分と大作だが、一方で、少し盛り上がりに欠けるというか、ストイックな曲が入っているので、前作に比べるとノーマルなジャズ・ロックアルバムに感じる。イブ・シモン来日記念盤だった。
Couleurs Naturells 1977 3rd。傑作。感動的な曲が、テクニカルなバンドによって完璧に展開される。


Travelling
Voici La Nuit Tombee 1973 Yves Hasselmann (key)を中心とするトリオによるジャズロック。Hasselmannのテクニカルなピアノや淡いトーンのオルガンが炸裂する。なかなかの名作。(Futura RED)


Triangle
Triangle 1970 cf -> Pathe
Triangle 1972 cf -> Pathe
Homonymie 1973 cf -> Pathe


Triodes
On N'a Pas Fini D'avoir Tout Vu 1971 サイケなギターとフルートがリードする、驚異的にテクニカルでハイスピードなジャズロックを展開しているアルバム。BeatlesのCome Togetherをスキャットとフルートを混ぜたようにリードして演奏していくのが面白い。名盤。(Futuraレーベル)


Troisieme Rive
Troisieme Rive 1978 アコーディオン、アコギ、ピアノなどを多用していて、フォークともトラッドともシンフォのどれでもない、絶妙なミックスのロック・アルバム。フランス語の歌と、少し懐かしい民謡的なメロディが心に染みいってくる。


Trust
Le Mutant 1970 フレンチ・ロック(プログレ)前夜のアルバムとして、十分、魅力的。Martin Circusに近いものを感じる。



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